天孫降臨の山として知られている霊峰、高千穂峰。
宮崎県と鹿児島県の県境に位置し、標高1,574mで日本二百名山の一つです。

坂本龍馬と妻(お龍)が訪れた場所でも有名で、
幅3mぐらいしかない『馬の背』と呼ばれる御鉢火口縁を進んだり、
山頂にある日本三大奇の一つとされている『天の逆鉾・あまのさかほこ』など、
霧島登山の中でも人気の山です。

アクセスは、鹿児島市街地から車で約1時間20分(約71㎞・九州自動車道経由)。
鹿児島空港から約46分(約32㎞・一般道路経由)。
近くには、鹿児島県屈指のパワースポットと言われる霧島神宮や、
温泉が有名で泥湯をはじめ、様々な温泉を楽しむことができます。

今回は、高千穂河原から山頂を目指すコースです。

車で霧島神宮を通過し、木々の中のぐねぐね道をひたすら走ると、高千穂河原に到着します。
途中、野生のシカにも遭遇し登山へのテンションを上げてくれました。

高千穂河原は約150台停めれる駐車場(有料・500円)があり、食事処やおみやげ屋、
トイレ、高千穂河原ビジターセンターという展示資料館などがあります。

駐車場について
御来光を見るため朝早くから登られる方は、誰もいない駐車場に車を停めて
登り初めて大丈夫です。係りの方が、ワイパーのところに番号のカードを挟んでくれるので
帰る際に、番号カードを提示してお支払いができるようになってます。
駐車券も記念にとっておいたらいいですね。

トイレについて
そして、トイレは絶対に済ましておくべきです。
以前、山頂にあったトイレは撤去されており、現在は携帯トイレ専用ブースのみです。
使用後の携帯トイレは、登山口の屋外トイレ前にある回収BOXで入れることができます。
途中、植物など隠れる場所がないため、みんなにオープンの状態になります。笑
高千穂峰の環境保全のため、皆さまの協力が大事ですね。

さぁ、トイレを済まして鳥居をくぐり出発です!!笑

鳥居をくぐり、霧島神宮古宮址への参道を進みます。
霧島神宮古宮址は1235年の噴火で焼失した霧島神宮の跡地で、2代目の霧島神宮の社殿が
かつてここに存在したことを今に伝えてます。
この古宮址から右へ曲がると登山開始です。


森の中に入り、石畳のような道や階段を進んで行きます。
鳥のさえずりやマイナスイオンをたっぷりと浴びながらの登山は気持ちいいですね。

しばらく進み森を抜けると、木々がなくなり、地面の色が変わってきました。
御鉢への登り道のはじまりです。
1枚目は奥に見える御鉢を眺めて休憩中…
3枚目が振り返りの写真。左上に見えるのが鹿児島のシンボル『桜島』です。


見てわかるように、地面の色が赤くなってます。
はじめは、小石や砂の中をザスッザスッと進んでいきます。
思うように進まず、体力をかなり消耗します。けど、このザスッザスッな感じが好きです。笑

そこを抜けると、赤岩の登場です。
その前に、靴の中の小石や砂を取り除きましょう。笑
高千穂河原の駐車場に足を洗える場所があったのが理解できました。
シューズカバーがあるとその心配がなくなっていいですね。

赤岩は結構の斜面で、岩以外の部分は大小の石ころがあり、
結構滑って危険のため岩の上を登っていったほうがいいと思います。
足場がかなり悪いため注意が必要です。
黄色のマーカーで印をつけてくれているので、そこを目印にひたすら登ります。


途中、何度も休憩してやっと登り切ると…

『馬の背』の登場です。
馬の背は、御鉢火口縁で幅3mぐらい。両側は断崖絶壁のため、注意が必要です。
上からのぞく火口の迫力に圧倒されます。硫黄の煙が噴出しており、活火山であることを再認識できます。
写真でこの迫力が伝わらないのが残念です。

そしてこの時、急に風とガスが出てきました。
両側の崖が真っ白いガスに覆われて、馬の背の一本道しか視界に入りませんでした。
風で帽子が飛ばないか、体が持っていかれないか体制を低くして進みました。

馬の背から背門丘(鞍部)に降りていくと、小さな鳥居(宮跡)があります。
登山口に合った『霧島神宮古宮址』の場所に移る前には、
この高千穂峰と御鉢の間の背門丘にあったそうですが、
10世紀の噴火で焼失し、12世紀に古宮址に移され、
その後現在の霧島神宮に移転されたとそうです。

ケルンも至る所にあり、私も一つ積ませて頂きました。


そして、高千穂峰の山頂に向けて出発です。

今までの疲れに追い打ちをかけるかのような、
火山礫の歩きにくい登山道をひたすら登ります。
まだ見ぬ頂上に期待を寄せて…

着いた~!!
頂上に着くと、今までの疲れがウソのようになくなりますよね!笑

高千穂峰山頂には、ニニギノミコトが降臨したときに、
国家の安定を願い、矛が二度と振るわれることのないようにとの願いをこめて突き立てられた『天の鉾立』があります。
その他にも、山小屋や携帯トイレ用ブースなどありました。

1時間ぐらい、景色を眺めたり、写真を撮ったり、コーヒーを堪能して下山しました。

5月中旬から6月にかけては、ミヤマキリシマが開花します。
御鉢の周りに、ピンクのミヤマキリシマが咲き誇って綺麗みたいです。
また、頂上から朝日や夕日を見られる登山家も多いことで有名です。

一回の山登りで、いろんな登山が経験できる山・高千穂峰。
またすぐにでも登りたい山だと思いました。

それでは、パワースポットでもある霧島神宮にお参りして帰ります。